ホーム治療方法と症例

治療方法と症例

とびひ

ブドウ球菌などの細菌が皮膚についておこります。細菌の活動が活発になる夏場に多い特徴があります。皮膚がじくじくして汁が出てきたり、かさぶたができたりする症状があります。治療は、細菌をやっつけるために、抗菌軟膏を塗ったり、抗生物質を飲んだりしていただきます。アトピー性皮膚炎などの湿疹を併発している場合には、ステロイドホルモン軟膏を一緒に使うこともあります。医学的には「膿痂疹:のうかしん」と言います。

みずいぼ

みずいぼウイルスが皮膚についておこる感染症です。数ミリ大のぶつぶつ(丘疹といいます)が、皮膚に多発してきます。痛みやかゆみはありません。患者さんの免疫力で自然に治癒することもありますが、自然に治癒するまでにあちこちに広がることが多いので、摘除(ピンセットでつまんでぶつぶつの中身を出す)することが治療法となります。皮膚がかさかさしている子供さんにおこることが多いですが、時に大人にもおこることがあります。医学的には「伝染性軟属腫:でんせんせいなんぞくしゅ」といいます。

ヘルペス

ヘルペスには大きく分けて2つの種類があります。

単純ヘルペス(単純疱疹:たんじゅんほうしん)は口の周りなどに、軽い痛みやかゆみを伴って、小さい水ぶくれが赤みとともに出来てきます。カゼの時など、体調が悪いときに出来やすい特徴があります。治療は単純ヘルペスウイルスをやっつけるために抗ウイルス剤を塗ったり飲んだりしていただきます。陰部にできることもあります。

帯状ヘルペス(帯状疱疹:たいじょうほうしん)は、子供のころにかかった「みずぼうそう」のウイルスによっておこります。「みずぼうそう」のウイルスは神経の根元に潜伏すると考えられており、何十年もたってから、神経の根元から神経を伝わって皮膚に出てくることがあります。そのときに神経の走行にそって、水ぶくれや赤み、強い痛みが生じてきます。これを帯状疱疹といいます。体だけでなく、腕、下肢、顔にでることもあります。痛みが強いことがあり、後遺症として残ることもありますので、早めに治療することが大切です。ウイルスをやっつける飲み薬を主に使いますが、点滴のほうが良い場合もあります。

蜂窩織炎(ほうかしきえん)

皮下脂肪で細菌が増殖して生じます。皮膚が腫れて赤くなります。細菌をやっつけるために抗生物質を飲んでいただくか、点滴をしていただきます。血がたまりやすい膝(ひざ)より下でおこりやすい特徴があります。

アトピー性皮膚炎

皮膚のじくじく、かゆみ、かさかさ、ぶつぶつ、ざらざら、色素沈着が主な症状です。幼少時からおこることが多いですが、大人になって発症することもあります。アレルギー疾患の1つです。原因はさまざまで、患者さんの症状や病歴に応じた治療が必要と考えられます。主な治療法は保湿療法、ステロイドホルモン外用、抗ヒスタミン剤内服、です。紫外線療法や漢方療法を用いることもあります。

じんましん

皮膚に赤みを伴う盛り上がりができてきます。蚊に刺されたあとの皮膚の反応と同じで、強いかゆみがあります。アレルギー疾患の1つです。「急性じんましん」と「慢性じんましん」があります。大部分の慢性じんましんでは原因はよく分かっていませんが、時に原因が判明する場合もありますので、問診や病歴が重要となります。原因不明の場合は、抗ヒスタミン剤の内服などで症状を抑えて経過をみていく治療などを行います。

尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)

皮膚に赤みと角質が剥けてくる症状が部分的にできます。かゆいことも多いです。ひざやひじなど、外力が加わる場所にできやすい特徴があります。赤みは炎症(えんしょう)によっておこってきますので、炎症を抑えるために、ステロイドホルモン軟膏を用いたり、紫外線療法を行ったりします。また、角質が剥けてくる症状を抑えるために、ビタミンDの軟膏を用いたりします。症状が強い場合には、飲み薬の治療がありますが、副作用に注意する必要があります。

みずむし

カビの一種である「白癬菌」が皮膚についておこります。医学的には「白癬症」と言います。白癬菌がいることを顕微鏡で観察することで診断できます。足のゆびの間がじくじくする症状が一般的ですが、足の裏がかたくなってくる症状のときもあります。また、頭にできる場合には、髪の毛が抜けることがあります。爪にできる場合には、爪が変色したり、変形したりします。体や顔の場合には、リング状の赤みが特徴です。治療はカビをやっつける抗真菌剤の塗り薬を用います。爪など塗り薬が効きにくい場所では、抗真菌剤の飲み薬がありますが、副作用に注意する必要があります。

陥入爪(かんにゅうそう)、巻き爪

年齢とともに、爪が変形して、周囲の皮膚に食い込んで生じてきます。爪が食い込むため、強い痛みがあり、細菌による感染症を起こすことがあります。若い方でも、スポーツなどで足のゆびに負担がかかっている場合には生じることがあります。治療は爪の変形を矯正する金具を爪にとりつける治療法(自費診療)、手術療法(保険診療)があります。

円形脱毛症

髪の毛が抜けますが、すべての方で円形に抜ける訳ではありません。症状が強い場合には、頭全体の髪の毛が抜けたり、眉毛などの頭髪以外の毛が抜けたりします。原因は毛をつくる場所である毛嚢(もうのう)に対する免疫反応と考えられています。従って、免疫反応を抑えつつ、発毛を促す治療が主体になります。具体的には、ステロイドホルモン剤の外用、血行促進剤の外用、内服療法などです。難治性の場合には、脱毛部位を人工的にかぶれさせる治療法(局所免疫療法といいます)がありますが、副作用があります。

皮膚腫瘍(ひふしゅよう)

皮膚の腫瘍には、良性腫瘍から悪性腫瘍(皮膚のがん)まで様々な腫瘍があります。悪性腫瘍でも悪性度に様々な違いがあります。診断には、皮膚科医と相談の上、必要なら検査を行います。

「ほくろ」や「しみ」

ほくろ、しみ、と一言でいっても、医学的には黒から茶色の様々なできものを含んでいますので、診断に必要なら検査を行います。ダーモスコープという簡単な検査で判別できることもありますので皮膚科で相談することが大切です。

ナローバンドUVBの説明

ナローバンドUVB照射装置は、308nm付近の紫外線のみを皮膚にあてる装置です。ナローバンドUVBは、アトピー性皮膚炎、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、といた皮膚病に効果があります。ナローバンドUVB紫外線療法は、従来のブロードバンドUVB紫外線療法より安全に、紫外線療法を行うことができます。
人間はある程度紫外線を浴びることで生きています。しかしながら、太陽の紫外線は有害な紫外線を含んでいます(波長が短い紫外線がより有害です)。
そこで、近年、波長が短い紫外線を除いた紫外線(ナローバンドUVB)を皮膚にあてる装置が開発されました。

当院のナローバンドUVB照射装置はデルマレイ200(テルモ社)で、UVBより波長の長いUVAも皮膚にあてることができます。)

サージトロンの説明

サージトロンとは、3.8MHZの高周波ラジオ波のエネルギーによって、皮膚の腫瘍を取ったり、皮膚を切開したり、止血したりします。連続して滑らかに皮膚が切れて、周囲の皮膚へのダメージが少ない特徴があります。


このページの先頭へ